GUIDE 雨予報時の案内とプラン設計

雨予報で迷うお客さまに、予約の前から答えておく。

予約のとき、当日の天気は分かりません。予報が出る頃には、キャンセル料の期間に入っていることもあります。
予約前・予約後・来訪前に伝えることと、雨の日も営業するプランの設計を整理します。

予約時期ごとの案内プラン設計
迷う場面から見る
障子のある客室の窓辺に置かれた椅子と座卓、曇り空の湖

予約のとき、当日の天気は分からない

天候が読めず、旅行のタイミングを見極めにくい。日本の旅行者の55%がそう感じている。

リゾートの宿泊や遠方への旅行は、数週間から数か月前に予約が入ります。気象庁の週間天気予報は7日先までなので、それより前の予約は、当日の天気が分からないまま決めることになります。Booking.comの2026年の調査では、日本の旅行者の55%が、天候が予測しにくく、旅行のタイミングを見極めにくくなっていると答えました。

予約したあと、利用日の7日前になって予報が出ます。キャンセル料がかかり始める時期が予報より早い施設では、お客さまは雨のマークを見た時点で、取りやめるにも料金がかかる状態です。ここで確かめたくなるのが、「雨でも楽しめるか」「予定が変わったらどうなるか」「料金はどうなるか」の3つです。週末のキャンプのように直前に予約する場合は、同じ3つを予約する前に確かめます。

「実際に降るか」と「予報を見て迷うか」は分けて考えます。気象庁によると、降水確率が示すのは雨や雪が降るかどうかだけで、降り方や降る量の多い少ないは示しません。3日目以降の降水の有無には、予報の確からしさを示す信頼度(A・B・C)が付きます。実際に降るかどうかは当日の天気で決まり、施設にもお客さまにも変えられません。一方、迷いのほうには、施設が予約ページや確認メールで、先に答えておくことができます。予約が早い施設ほど、答えを置く場所は予約の時点になります。

出典: Booking.com「2026年版サステナブル&トラベル」(2026年1月、オンライン調査、35の国と地域の32,500人以上、うち日本1,000人)。この55%はリリースの異常気象の項目で紹介された回答で、雨予報に限りません。この設問では世界全体も55%で、同じ調査の「予約時に異常気象をストレスに感じる」(日本62%、世界55%)とは別の設問です。気象庁の説明は「よくある質問集 天気予報・天気図について」「週間天気予報」によります。出典はいずれも2026年9月14日確認。3つの問いは「雨だったら?」に、予約前から安心を。、国内の統計と消費者調査は「雨予報」は、予約の前から売上を動かす。で紹介しています。

予約前・予約後・来訪前

伝える中身は同じ3つ。変わるのは、伝える場所とタイミング。

雨の日の過ごし方、変更・中止の条件、料金とキャッシュバックの扱い。この3つの答えを一度決めておけば、予約ページ、予約確認メール、来訪前の連絡で同じ内容を伝えられます。時点ごとに、お客さまの状況と、答えを置く場所が変わります。

  1. 予約前

    施設予約ページのプラン説明に、3つの答えを一度載せておく。対象プランではキャッシュバックの条件も並べる

    お客さま利用日の8日以上前なら、当日の予報はまだ出ていない。天気が分からないまま、予約するかを決める

  2. 予約後

    施設予約確認メールの定型文に、同じ3つの答えと、取りやめるときのキャンセル規定を一度載せておく

    お客さま案内メールから、アプリで対象の予約を有効化する。予報が出るのは利用日の7日前からで、キャンセル料の期間に入ってから雨のマークを見ることもある

    LinkTrip対象プランの予約に、有効化の案内メールを送る

  3. 来訪前

    施設前日などに連絡する場合は、雨の日の過ごし方を添える。警報や営業中止は、安全の案内として分けて伝える

    お客さま週間天気予報で雨のマークを見る。前日には、6時間ごとの降水確率も見る

    LinkTrip有効化されていない予約に、利用日の前に再度案内する

有効化とLinkTripの段は、雨天キャッシュバックを組み込んだ対象プランの場合です。有効化の案内や判定結果の通知は、施設の連絡とは別にLinkTripがお客さまへ届けます。前日の6時間ごとの降水確率は、気象庁「天気予報」2026年9月14日確認)で明日までの分が発表されます。

案内の例

3つの問いに、短い文で答える。

屋外で過ごす時間が長い宿泊プランを想定した、架空の案内例です。提供できる内容や条件は、施設・プランによって変わります。

雨でも、何を楽しめる?

「雨の日は、屋根付きのテラスと館内のラウンジでお過ごしいただけます。夕食のバーベキューも、屋根の下でご用意します。」

この例では、できないことより先に、雨でもできることを置いています。

予定が変わったら?

「通常の雨では営業します。警報の発表などで営業を中止する場合は、前日18時までにメールでお知らせします。当日に警報が発表された場合も、ご来訪前に当施設からのご連絡と、自治体・交通機関の情報をご確認ください。」

通常の雨と安全上の判断を分け、判断の時刻と連絡の手段を示しています。

料金はどうなる?

「ご都合で取りやめる場合は、当施設のキャンセル規定に従います。ご来訪日に判定の条件を満たす雨や雪が観測された場合は、プラン料金の最大100%をキャッシュバックします。受け取り方は、ご予約後にLinkTripからご案内します。」

取りやめるときと、来訪して雨や雪だったときを、分けて示しています。

予約ページと予約確認メールに載せるキャッシュバックの文面は、対象プランの条件に合わせてLinkTripがひな形を用意し、予約情報の連携に影響しないかも含めて、公開前に一緒に確認します。

取りやめるとき、来訪して雨や雪だったとき

取りやめるときはキャンセル規定。
来訪して雨や雪なら、キャッシュバック。

料金の扱いは、お客さまが旅行を取りやめる場合と、来訪して雨や雪に遭った場合に分けて伝えます。お客さま都合で取りやめるときのキャンセル料は、施設が定めるものです。観光庁のモデル宿泊約款でも、宿泊客が契約を解除したときの違約金は別表で定める形で、率は施設ごとに記入する空欄になっています。別表の区分には9日前や20日前(旅館用は30日前まで)があり、キャンセル料がかかり始める時期は、予報が出る7日前より早いこともあります。

雨予報に対する料金の扱いは、国内でも施設によって分かれます。

雨予報に対する料金の扱いの型
お客さまが取りやめるとき来訪して雨や雪だったとき判断に使うもの
雨天決行を明示する予報を見て取りやめる場合も、キャンセル規定どおり雨の日も実施する。事業者が中止を決めた場合は、事業者の規定で返金など事業者の中止判断
雨予報ならキャンセル料を免除する期限までに連絡すれば、キャンセル料がかからない通常どおり連絡した時点の天気予報
雨の日も営業するプランに、雨天キャッシュバックを付ける(WeatherCover)キャンセル規定どおり。キャンセルや日程変更をした予約は、対象プランの条件によりキャッシュバックの対象外判定の条件を満たす雨や雪があれば、プラン料金の最大100%をキャッシュバック判定する時間帯の降水量(気象データ)

例: リオブラボー(吉野川ラフティング)は、よくあるご質問でツアーを雨天でも実施するとし、キャンセルポリシーで、天候を理由に事業者が中止した場合は返金、天気の悪化を見込んでお客さまが参加を取りやめる場合はキャンセル料の対象としています。湯の原温泉オートキャンプ場(兵庫県)のキャンセル料金の案内は、キャンプサイトの予約で、雨予報の日に期限までに電話で連絡した場合はキャンセル料をかけないとしています(コテージなどは対象外)。いずれも2026年9月14日確認。各事業者の規定で、LinkTripの導入事例ではありません。

WeatherCoverは3つ目の型で、施設のキャンセル規定はそのままに、来訪したお客さまへの料金の扱いを、判定する時間帯の降水量で決めます。判定は気象データで自動で行い、雪も液体に換算した降水量で判定します(積雪量ではありません)。お客さまからの申請は不要です。お客さまは予約後に届くLinkTripの案内からアプリで予約を有効化し、条件を満たした場合は、アプリで受取口座を登録して振込を依頼します。

予約の時点で「取りやめるときはキャンセル規定、来訪して判定の条件を満たす雨や雪ならキャッシュバック」の両方が見えていれば、お客さまは予報が変わっても、条件を知ったうえで予約を続けるかどうかを判断できます。予約から利用日までが長い施設ほど、この2つを予約の時点で見せておく意味があります。天気が分からないまま予約したお客さまが、予報が出てから取りやめるかどうかで迷う場面に、条件が先に届いているからです。予約の継続を約束するものではありませんが、迷ったときの判断材料を先に渡せます。

警報や避難情報が出ている、施設が営業を中止する、といった安全上の判断は、料金の扱いより優先します。営業を中止した日のキャッシュバックの扱いは、対象プランごとに相談時に整理します。台風などで来訪を促さない場面の案内は、「台風」と「普通の雨」を、分けて伝える。で整理しています。

プランの設計

キャッシュバックを付けるなら、雨の日も営業するプランから。

キャッシュバックは、来訪したお客さまが雨や雪に遭ったときのための仕組みです。雨の日も営業し、過ごし方を示せるプランに組み込めば、表の1つ目の型の「雨でも楽しめる」と、「雨や雪ならキャッシュバック」を、同じプランの説明で伝えられます。

対象

雨の日も営業するプラン

キャンプやグランピング、屋外の体験付き宿泊など、屋外で過ごす時間が魅力で、雨の日も営業するプランが向いています。数か月前から予約が入るリゾートの宿泊も、天気が分からないまま決めるお客さまに条件を先に示せます。

判定する時間帯

屋外で過ごす時間に合わせる

チェックイン後の夕方や翌朝など、雨だと過ごし方が変わる時間帯です。プランでの過ごし方を伺い、LinkTripが案をお出しします。

伝え方

過ごし方と条件を同じ説明に

雨の日の過ごし方と、キャッシュバックの条件が、同じプランの説明に並んでいると、予約の時点で両方が見えます。

導入後の判定、お客さまへの案内と結果の通知、キャッシュバックの振込の手続きはLinkTripが担います。予約確認メールの転送やAPI連携で、予約情報の連携を一度設定すれば、施設の対応は月1回の精算が中心です。費用は対象プランの条件をもとに個別に見積もります。導入の流れと費用の決まり方は導入準備の記事で、対象プランの具体例はPICAリゾートの導入事例で紹介しています。

相談時に伺うこと

案内の文面もプランの条件も、決まっていなくても相談できる。

次の4点が分かれば、対象プランと判定の条件の案、案内文のひな形、費用・契約条件をご案内します。相談メールの記入欄も同じ項目です。

  • 施設名・所在地
  • 対象にしたい宿泊・体験プランと季節
  • 雨の日の過ごし方と、現在のキャンセル規定(分かる範囲で)
  • 相談したいこと

LinkTrip / WeatherCover

雨の日の安心を、
予約プランの魅力に。

宿泊・体験プランに、雨天時のキャッシュバックを付けたい事業者さまへ。
施設の所在地と対象にしたいプランをお知らせください。
対象となる天候、金額、お客さまへの案内、導入手順に加えて、費用と契約条件もこの段階でご案内します。

雨天対策と導入を相談する法人向けサービスを見る

メールアプリが開き、件名と記入欄の入った下書きが作成されます。

出典

Booking.com「2026年版サステナブル&トラベル」(PR TIMES、2026年5月28日)/気象庁「よくある質問集 天気予報・天気図について」気象庁「週間天気予報」気象庁「天気予報」観光庁「モデル宿泊約款」(最終改正2023年12月13日)/リオブラボー「よくあるご質問」「キャンセルポリシーについて」/湯の原温泉オートキャンプ場「キャンセル料金についてのご案内」。いずれも2026年9月14日に確認しました。気象に関する記述は気象庁の公開情報を引用したもので、LinkTripが独自の予報や解釈を発表するものではありません。案内の例は架空のもので、実在の施設の文面ではありません。WeatherCoverの条件はPICAリゾート「PICA 雨ふりHAPPY保証」公式ページ2026年9月14日確認)で公開されている範囲にもとづき、判定する時間帯・条件、キャッシュバックの割合、変更・キャンセル時の扱いは、施設・プランごとに異なります。