秋の行楽シーズンに起きること
台風の進路予報は5日先まで。お客さまはその間、迷い続ける。
紅葉の見頃、連休のキャンプ、秋のゴルフ。予約が集中する秋は、台風が近づく季節と重なります。気象庁は台風の5日(120時間)先までの進路予報を6時間ごとに発表し、日本に接近して影響するおそれがある場合は、24時間先までの予報を3時間ごとに発表します。予報円は、その時刻に台風の中心が入る確率が70%の範囲です。予報円の定義上、5日前の時点では、来るかどうか、どの程度の雨と風になるかに幅があります。
この間、予約したお客さまは3つのことで迷います。「そもそも行けるのか」「行っても楽しめるのか」「今キャンセルしたら料金はどうなるのか」。予約ページや確認メールにこの3つへの答えがないと、お客さまは問い合わせるか、様子見のまま直前まで判断を先送りするか、早めに取りやめるかのどれかになります。
出典: 気象庁「台風情報の種類と表現方法」(2026年9月14日確認)。
案内を決める前に
「台風」はひとつではない。3つの状態に分けると、案内が決まる。
台風が近づいたとき、施設で起きることは1種類ではありません。案内を作る前に、次の3つに分けて考えます。
安全上の判断が必要なとき
警報や避難情報が出ている、交通機関が止まる、施設が営業を中止する。ここでは来訪を促さず、自治体・交通機関・施設の公式案内に従ってもらいます。
営業していて、雨のとき
警報・避難情報は出ておらず、施設は通常営業。雨の中で何ができるか、変更になる体験は何か、料金と還元はどうなるかを伝える、通常の雨天案内の領域です。
予報だけで、実際は降らないとき
進路が外れる、通過が早まる。前日まで不安だったお客さまが、当日は晴れの中で過ごします。予約を維持するかどうかを、お客さまは予約時点の案内をもとに判断します。
気象庁の防災気象情報は警戒レベルに対応づけられており、レベル3の警報には市町村の「高齢者等避難」、レベル4の危険警報には「避難指示」、レベル5の特別警報には「緊急安全確保」が対応します。ここに入るときの判断は、雨天案内ではなく安全の領域です。
出典: 気象庁「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」(2026年9月14日確認)。警戒レベルは市町村の避難情報と気象庁の情報の対応関係を示すもので、施設の営業判断そのものを定めるものではありません。
各状態で施設が伝えること
決めておくのは、基準・タイミング・扱いの3つ。
3つの状態を分けたら、それぞれについて「何を基準に決めるか」「いつ、どう連絡するか」「予約はどう扱うか」を、予約前に読める場所へ置きます。
営業判断は何で決める?
警報・避難情報、交通機関の運休、現地の状況など、営業中止を判断する材料と、誰が決めるかを決めておく。
いつ、どう連絡する?
中止の判断時刻と連絡手段を決め、予約ページに書く。当日朝まで決まらない場合の扱いも添える。
予約はどうなる?
施設都合の営業中止と、お客さま都合の取りやめで、キャンセル料と日程変更の扱いを分けて書く。
案として、「前日17時までに判断し、メールと電話で連絡する」のように時刻と手段を書くと、お客さまは待つべき時間が分かります。時刻や手段は例であり、施設の立地、交通手段、体験の内容に合わせて決めます。
LinkTripのWeatherCover
キャッシュバックは「営業していて、雨だった」ときのもの。
LinkTripのWeatherCover(ウェザーカバー)は、宿泊・体験プランに雨天時のキャッシュバックを付ける仕組みです。3つの状態のうち効くのは2つ目、営業していて雨が降ったときです。対象プランを予約したお客さまは、判定地点で所定の時間帯に一定以上の雨が観測された場合、プラン料金の最大100%をキャッシュバックとして受け取ります。判定は気象データをもとに自動で行われ、お客さまからの申請は不要です。お客さまは予約後に届く案内からアプリで対象の予約を有効化し、条件を満たした場合はアプリで受取口座を登録して受け取ります。
効く場面
営業していて、判定地点の所定の時間帯に条件を満たす雨が観測されたとき。予約したまま来訪し、雨の中で過ごしたお客さまに、プラン料金の最大100%がキャッシュバックとして戻ります。
効かない場面
警報・避難情報や営業中止に伴う判断と補償は代替しません。キャンセルや日程変更をした予約は、対象プランの条件により対象外になります。予報だけで降らなかった日は、キャッシュバックは発生しません。
警報や避難情報が出ているときの安全上の判断は、キャッシュバックの対象になるかどうかより優先します。施設の営業中止に伴うキャンセル料の扱いは、施設の規定で決めるものです。営業中止の日にキャッシュバックの対象をどう扱うかは、対象プランごとの条件として相談時に整理します。
予報だけで降らなかった場面でも、「来て、雨なら戻る」条件が予約時点で見えていることは、台風情報を見て迷っているお客さまが予約を維持するかどうかの判断材料になります。効果を約束するものではなく、判断に使える条件を先に示す、という位置づけです。
予約前の天候不安は、旅行者調査を紹介した記事「雨だったら?」に、予約前から安心を。で整理しています。営業していて雨のときに効く対象プランの具体例は、PICAリゾートの導入事例で紹介しています。
自施設に置き換える
台風の週に、予約ページを読んだお客さまが判断できるか。
次の4点を、台風が近づいてからではなく、秋の予約が入る前に確認しておきます。
- 営業中止の基準と決める人が、文章になっているか。
- 予約ページと確認メールに、雨のときの案内と、営業中止のときの扱いが分けて書かれているか。
- 中止の連絡手段とタイミングが決まっており、当日朝まで決まらない場合の扱いも添えられているか。
- 対象プランにキャッシュバックを組み込む場合、秋の体験時間に合わせた判定の時間帯と、所在地に応じた対象天候を決められるか。
判定する地点・時間帯・条件、お客さまへの案内文、費用と契約条件は、施設の立地と既存の予約導線に合わせて相談時に整理します。
LinkTrip / WeatherCover
雨の日の安心を、
予約プランの魅力に。
宿泊・体験プランに、雨天時のキャッシュバックを付けたい事業者さまへ。
施設の所在地と対象にしたいプランをお知らせください。
対象となる天候、金額、お客さまへの案内、導入手順に加えて、費用と契約条件もこの段階でご案内します。
出典
気象庁「台風情報の種類と表現方法」、気象庁「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」(いずれも2026年9月14日確認)。本文は気象庁の公開情報を引用したもので、LinkTripが独自の予報や解釈を発表するものではありません。WeatherCoverの条件は、PICAリゾート「PICA 雨ふりHAPPY保証」公式ページ(2026年9月14日確認)で公開されている範囲にもとづきます。判定の閾値・時間帯・還元率、キャンセル・日程変更時の扱いは対象プランごとに異なります。
