GUIDE リゾート・ホテル・旅館の宿泊プラン

雨予報の週も、宿泊プランが選ばれる理由をつくる。

傘の貸し出しや館内の案内は、来てくれたお客さまへの対応です。予約は、その前に動きます。
リゾート・ホテル・旅館の宿泊プランに天候連動キャッシュバックを組み込むと、予約前と当日に何を加えられるかを整理します。

宿泊プランの設計予約前と当日
雨の週の予約から見る
雨の降るリゾートホテルのバルコニーと、その先に並ぶヤシの木と海

雨は現場で吸収してきた

旅館の客室稼働率は、6月が5月より低い。予約の判断は、館内案内が届く前に動く。

雨の日の対応は、多くの宿がすでに持っています。傘の貸し出し、館内での過ごし方の案内、雨の日の朝食の席の変更。どれも、来てくれたお客さまのための手立てです。ただ、これらが効くのは、お客さまがチェックインしたあとです。

予約の判断は、その前に動きます。観光庁の宿泊旅行統計調査で全国の旅館の客室稼働率を同じ年の中で比べると、梅雨の6月は5月より低い状態が2023年から4年続いています。2026年は5月の41.5%に対して6月は36.7%でした。連休の配置など天候以外の要因を含むので雨が原因と断定はできませんが、雨の多い時期に予約が入りにくいことは、多くの宿泊施設が肌で知っている数字です。

気象庁の週間天気予報は7日先までです。数週間から数か月前に予約が入る宿泊では、お客さまは当日の天気が分からないまま予約を決め、予報が出る頃には、すでにキャンセル料の期間に入っていることもあります。雨のマークを見た時点で、「雨でも楽しめるか」「予定が変わったらどうなるか」「料金はどうなるか」を確かめたくなる。この迷いに、館内の案内は届きません。予約ページと予約確認メールの時点で、答えを置いておく必要があります。

天候連動キャッシュバックは、この「予約前」と、来てくれたあとの「当日」の両方のための仕組みです。天気を、予約をためらう理由にしない。晴れても雨でも、楽しんで帰ってもらう。宿泊プランに組み込むと、それぞれの時点で施設が何を加えられるかを、順に見ていきます。

出典: 観光庁「宿泊旅行統計調査」施設タイプ別客室稼働率(旅館。2023〜2025年は確定値、2026年5月・6月は第2次速報値)、気象庁「週間天気予報」。いずれも2026年9月15日確認。月ごとの稼働率の表と、雨予報と予約・売上の国内データは「雨予報」は、予約の前から売上を動かす。で紹介しています。

予約前

予約ページで「来て、雨なら戻る」が見える。雨予報の週にも、選ばれる理由を一つ加えられる。

対象プランの説明に、「ご来訪日に判定の条件を満たす雨や雪が観測された場合、プラン料金の最大◯%をキャッシュバック」という条件を載せます(割合はプランごとに設定します)。予報が出る前に予約するお客さまにも、予報を見てから直前に予約するお客さまにも、同じ一文が届きます。宿泊プランの説明に、先ほどの3つの問いへの答えが並んでいれば、お客さまは予報が変わっても、条件を知ったうえで判断できます。

施設のキャンセル規定は、そのままです。お客さまのご都合で取りやめる場合は規定どおりで、キャッシュバックは来訪して雨や雪だったときのためのものです。取りやめとの分け方と、予約前・予約後・来訪前に伝える場所は雨予報で迷うお客さまに、予約の前から答えておく。で整理しています。

宿泊で加えやすいのは、同じプランの説明に「雨の日の過ごし方」を並べることです。露天風呂、食事、ラウンジ、屋根のあるテラス。雨でも変わらない部分を先に書き、そのうえでキャッシュバックの条件を添えると、「雨でも来る価値がある」と「雨なら戻る」が同時に見えます。

当日

来てくれたお客さまには、雨でも予定どおり過ごしてもらい、条件を満たせばキャッシュバックが届く。

宿泊は、屋内で過ごす時間が長い予定です。それでも、雨で失われるものはあります。テラスでの朝食、庭園や湖畔の散策、屋外のアクティビティ、部屋から見える景色。この失われた部分に施設が何を返せるかが、雨の日のお客さまに「来てよかった」と思ってもらうための手立てになります。

キャッシュバックは、来てくれたお客さまへの当日の手立てです。キャンセルは不要で、お客さまは予定どおり滞在します。判定する時間帯の降水量が条件を満たしていれば、プラン料金の一部または全部がキャッシュバックとして戻ります。判定は気象データで自動で行い、雪も液体に換算した降水量で判定するので、冬のプランでも同じ基準です。雨量の証明や、キャッシュバックを求める申請は不要です。お客さまは予約後に届くLinkTripの案内からアプリで対象の予約を有効化し、条件を満たした場合は、アプリで受取口座を登録して振込を依頼します。

館内で過ごす提案と組み合わせると、雨の日の滞在に施設としての答えが揃います。「雨の日は、ラウンジで地元の茶菓をご用意しています」のような一行と、「条件を満たす雨なら、プラン料金の最大◯%をキャッシュバック」の一文です。

お客さまを保険契約者または被保険者とする保険商品ではありません。提携事業者のプランで保険が使われる場合も、お客さまは保険契約の当事者ではなく、お客さまが行う手続きも変わりません。キャンセルや日程変更をした予約は、対象プランの条件によりキャッシュバックの対象外です。仕組みと用語の正本は天候連動キャッシュバックとはで解説しています。

宿泊プランの設計

判定する時間帯は、「屋外で過ごす時間」に合わせて決める。

宿泊プランは、キャンプ場やゴルフ場と違って、雨でも成立する時間が長い分、どの時間帯の雨を対象にするかで、お客さまに伝わる意味が変わります。決め方の考え方は3つです。

判定する時間帯

チェックイン後の午後か、翌朝か

庭園やテラス、屋外のアクティビティが魅力のプランなら、チェックイン後の午後から夕方。朝の散策や景色が魅力なら、翌朝。プランでの過ごし方を伺い、LinkTripが時間帯の案をお出しします。

対象プランの絞り方

期間・部屋タイプ・体験付きから小さく始める

梅雨や台風期の期間限定、テラス付きや眺望の客室、屋外の体験が付いたプランなど、雨で過ごし方が変わるプランから対象にします。全プランに一度に付ける必要はありません。

連泊

判定の回数で按分する

連泊は、判定する日ごとに条件を見て、判定の回数に応じてキャッシュバックを按分する形にできます。PICAリゾートの対象プランでは、2泊以上は判定回数に応じて按分しています。

架空の設計例です。条件は施設・プランごとに異なります。

  • 案A: 庭園を望むテラス付き客室の1泊2食プラン。判定はチェックイン日の午後の時間帯。プラン料金の最大100%。梅雨の期間限定。
  • 案B: 湖畔の散策と朝食が魅力の素泊まりプラン。判定は翌朝の時間帯。最大50%。通年。

判定の閾値・時間帯・還元率は、対象プランごとに公開されている条件によります。冬に雪の多い地域のプランは、「雪の日」は、どう判定する?で判定の考え方を整理しています。

施設の仕事

施設の仕事は導入前の設計が中心。判定から振込までは、LinkTripが担う。

導入前に決めるのは、対象プラン、判定する時間帯と条件、キャッシュバックの割合、予約情報の連携方法の4つです。連携は、今お使いの予約確認メールをLinkTripへ転送する設定か、API連携で自動化できます。予約システムの入れ替えは必要ありません。

導入後に施設が続けるのは、月1回の精算が中心です。次はLinkTripが担います。

  • 判定する時間帯の降水量にもとづく自動判定
  • お客さまへの有効化の案内と、判定結果の通知
  • 受取口座の登録から振込までの手続き
  • 保険会社との手続き

費用は共通の料金表ではなく、対象プランの条件をもとに個別に見積もります。導入の流れ、連携の設定、費用の決まり方は雨天キャッシュバックの導入で、施設の仕事はどう変わる?で整理しています。

提供実績と、向いている領域

提供実績はキャンプ場の宿泊プラン。リゾート・ホテル・旅館の宿泊プランにも、同じ形で組み込める。

宿泊プランへの提供実績は、PICAリゾートの「PICA 雨ふりHAPPY保証」です。富士山麓と秩父の5施設のキャンプ・コテージ・ドーム型宿泊などを対象に、販売期間は2026年4月24日から9月30日まで。チェックイン日・チェックアウト日の指定時間帯の降水量を判定し、宿泊代金の最大100%をキャッシュバックする内容です。ゴルフ予約では、GDOの前払い予約でトライアルを実施しました。

リゾート・ホテル・旅館の宿泊プランは、これから対象にできる領域です。仕組みは、導入時のプレスリリースでもアウトドア施設・宿泊事業者向けに設計したものとして公表しています。判定する時間帯と対象プランの絞り方を宿泊に合わせて設計します。数週間から数か月前に予約が入る施設ほど、予約ページの時点で条件を見せる意味があります。

PICAの条件はPICAリゾート「PICA 雨ふりHAPPY保証」公式ページ2026年9月15日確認)で公開されている範囲にもとづきます。導入の経緯と役割分担は雨予報を、予約をためらう理由にしない。で紹介しています。提供実績の一覧は天候連動キャッシュバックとはをご覧ください。

相談時に伺うこと

対象プランが決まっていなくても、相談できる。

次の5点が分かれば、対象プランと判定する時間帯の案、予約ページの案内文のひな形、費用・契約条件をご案内します。相談メールの記入欄も同じ項目です。

  • 施設名・所在地
  • 対象にしたい宿泊プランと季節(1泊2食・素泊まり・連泊など)
  • 雨の日の過ごし方と、屋外で過ごす時間帯(分かる範囲で)
  • 現在の予約方法(自社サイト、予約システム、OTA、電話など)
  • 相談したいこと

LinkTrip / WeatherCover

雨の日の安心を、
予約プランの魅力に。

宿泊・体験プランに、雨天時のキャッシュバックを付けたい事業者さまへ。
施設の所在地と対象にしたいプランをお知らせください。
対象となる天候、金額、お客さまへの案内、導入手順に加えて、費用と契約条件もこの段階でご案内します。

雨天対策と導入を相談する法人向けサービスを見る

メールアプリが開き、件名と記入欄の入った下書きが作成されます。

出典

観光庁「宿泊旅行統計調査」施設タイプ別客室稼働率(2023〜2025年は確定値、2026年5月・6月は第2次速報値)/気象庁「週間天気予報」PICAリゾート「PICA 雨ふりHAPPY保証」公式ページLinkTrip プレスリリース「天候連動キャッシュバック『LinkTrip』、富士急グループPICAリゾート4施設に導入」(PR TIMES、2026年3月26日)。いずれも2026年9月15日に確認しました。気象に関する記述は気象庁の公開情報を引用したもので、LinkTripが独自の予報や解釈を発表するものではありません。設計例は架空のもので、実在の施設のプランではありません。WeatherCoverの条件はPICA公式ページで公開されている範囲にもとづき、判定する時間帯・条件、キャッシュバックの割合、変更・キャンセル時の扱いは、施設・プランごとに異なります。